ひとりひとり親身に対応

競技の特性や大会スケジュールに合わせて
リハビリテーションを行います

スポーツリハビリテーション

走り方、投げ方などの動作をスポーツ医学の視点から分析。 痛みの原因動作を突き止めて治療をします。
「運動療法」「物理療法」「動作指導」「テーピング指導」を組み合わせて患者さんにあったリハビリテーションを提供します。

投球障害

◇ 投球障害肩

病態 肩は解剖学的に不安定な構造をしているため、さまざまな原因により力学的な負荷を受けやすい部位です。
症状 肩の前方や後方だけでなく、腕にも痛みが発生することがあります。日内変動もあり、徐々に痛みが強くなるものもあれば、急に痛みが強くなるものもあります。
病態
肩は解剖学的に不安定な構造をしているため、さまざまな原因により力学的な負荷を 受けやすい部位です。
症状
肩の前方や後方だけでなく、腕にも痛みが発生することがあります。日内変動もあり、徐々に痛みが強くなるものもあれば、急に痛みが強くなるものもあります。

◇ 野球肘

原因 野球肘は主に学童期・思春期を中心に骨端線閉鎖前に起きることが多く、肘の内側(骨や靱帯)は引っ張られる力、外側(主に軟骨)は圧縮力、後側は引っ張られる力や圧縮力によって組織が 損傷します。
症状 肘の内側・外側・後方と痛みが発生する部位は様々です。肩と同様、徐々に痛みが 強くなるものもあれば、1回の投球で急に痛みが強くなるものもあります。
治療 投球障害の多くは、局所のみが問題ではなく、投球動作中の股関節や体幹が使えていないことから肩や肘に痛みが生じることが多いです。
投球動作には5つの相があり腕・体幹・脚と身体のすべてを使う動作であることが分かります。痛みのある部位がどこか、どのタイミングで痛みが生じるかを確認します。
痛みが出る前の動作が崩れている可能性が高いため、そこが崩れないようにするために治療を行います。
治療は肩の後方や肘周囲のストレッチ、肩甲骨周りや肩のインナーマッスルや前腕の内側を使って鍛えます。
また腹筋やお尻の筋肉もとても重要になるので、体幹トレーニングも行います。必要な柔軟性・筋力を獲得しながら、投球フォームの改善を行っていきます。
原因
肘は主に小・中学生などを中心に骨端線閉鎖前に起きることが多く、肘の内側は 引っ張られる力、外側は圧縮力、後側は引っ張られる力や圧縮力によって組織が 損傷します。
症状
肘の内側・外側・後方と痛みが発生する部位は様々です。肩と同様、徐々に痛みが 強くなるものもあれば、1回の投球で急に痛みが強くなるものもあります。
治療
障害の多くは、局所のみが問題ではなく、投球動作中の股関節や体幹がうまく使えてないことから肩や肘に痛みが生じることが多いです。
投球動作には5つの相があり腕・体幹・脚と身体のすべてを使う動作であることが分かります。痛みのある部位がどこか、どのタイミングで痛みが生じるかを確認します。
痛みが出る前の動作が崩れている可能性が高いため、そこが崩れないようにするために治療を行います。
治療は肩の後方や肘周囲のストレッチ、肩甲骨周りや肩のインナーマッスルや前腕の内側を使って鍛えます。
また腹筋やお尻の筋肉もとても重要になるので、体幹トレーニングも行います。必要な柔軟性・筋力を獲得しながら、投球フォームの改善を行っていきます。
投球動作の5つの相

ランニング障害

原因 ランニングは多くのスポーツ競技種目でみられる動作です。写真を見ていただくと ランニングサイクルはサポート期とリカバリー期に分けられます。ランニング時に 体重を支持する脚には、体重の2.7~2.8倍の反力がかかり、腰部や下肢に負担が かかります。 そこでの動作・関節・筋の異常がある場合、さまざまな部位に痛みを引き起こします。
症状 膝の外側(腸脛靭帯)、脛の内側(シンスプリント)、アキレス腱周囲(アキレス腱 周囲炎)、足の裏(足底筋膜炎)に痛みが生じやすいです。地面を蹴るときや足を 着いたときなどに痛みが生じます。
治療 ランニング障害は、地面に接している足の問題なのか、または膝関節・股関節・ 体幹の問題なのか、原因は様々です。歩き方やランニング動作を確認し、足の動き、 股関節周囲の硬さ、足部周囲・股関節周囲・体幹の筋力などを評価します。 その評価に合わせて適切な筋トレや、 ストレッチ、スクワットやランジなどの運動を行うことで、正しいランニング フォームの獲得を目指します。
ランニングサイクル:サポート期
ランニングサイクル:リカバリー期
ランニング障害の治療例:サポート期にみられるKnee in & Toe out

[Knee in & Toe out]

ランニング障害の代表的な例として、サポート期にみられるKnee in & Toe outがあります。これは 膝関節が内側を向き、すね(下腿)は外に回旋、足は外を向き、足の内側のアーチが降下し た状態です。 腹筋・お尻の筋肉・膝内側の筋肉・足部周囲の筋トレや、太もも後ろの筋肉のストレッチ、スクワットやランジなどの運動を行うことで、正しいランニング フォームの獲得を目指します。

コンディショニングスペースについて

こちらのスペースでは走り方・投げ方・ジャンプ動作・キック動作などダイナミックな動きを確認します。動作から筋肉や関節の動きを確認して問題点を見つけだすためのスペースとなっています。
問題点を抽出した後は、ストレッチ・筋力トレーニング・リラクゼーション・動作指導を行い正常な筋や関節の動きを獲得していきます。

リハビリ風景/
トレーニング風景

私たちは、一人一人の患者様に合わせたリハビリテーションを提供できるよう心掛けております。
日常動作(歩く、階段昇降など)やスポーツ動作(走る、投げるなど)を観察して、筋力、柔軟性、関節の動きなどを評価し問題点を抽出した後、ストレッチ、エクササイズ、筋力トレーニング、リラクゼーションなどのリハビリテーションを行います。
また、患者様ご自身で運動やケアの習慣を身に付けてもらうため、ホームエクササイズの指導を重視しております。